厚生労働省は16日、社会保障審議会の年金事業管理部会に、国民から年金業務に関する意見を募集するための専用窓口を設置すると発表しました。日本年金機構の個人情報流出問題を受けた措置で、厚労省を通さずに第三者にあたる同省の年金事業管理部会の委員に直接意見が届く仕組みにして、国民の生の声を年金事業の改善につなげる狙いです。
年金機構や厚労省の業務は、年金記録問題を契機に総務省の委員会が監視してきましたが、2014年4月に年金事業管理部会が引き継ぎました。これまで厚労省経由で受け付けていた国民の意見を部会が直接受けるようにして、年金業務に関する意見や改善要望、法令違反の通報など広く募ります。